我々はオタクを辞められるのか
銀座です。
昨日は夜の6時から兼ねてから好きすぎたチョン・ヘイン君という若手俳優のチケットの当落があった。
落ちた。
しかし運良く行ける事になった。
I'm so Happy。
今週、今日、私生活で色んな事があった。
過去の私を揺るがす様な出来事が起きたり、人生について、韓国留学の準備をしながら、色々考えていた。
スーツケースは白かなとか(アホ)
しかしチョンヘインのチケットが手に入った事によって、うおーめっちゃ全てどうでも良い、最高にハッピーだぜという気持ちになった。
暗い気持ちで家族と外食していたのに、「うっひょーやったぁ~」などと突然言葉を発してしまったので、母に「あんたはもっと見なきゃいけない現実がガミガミ」などとご飯を食べながら怒られた。
うにのパスタは美味しかったよ。
私はキッパリと言った。「現実見たくない。これが一番楽しいもん」
そう、私楽しい。人生でこれが悦びなのだ。
14歳からこんな事ばかりやっている。人生の半分こうなのだ。
私は今年30歳になった。
30歳。世間では大台に乗ったねとか言われたり、結婚しないの?と言われたり、周りが幸せになっていく姿を横目で見ている様な歳だ。
そんな私は仕事とオタク生活しかしてない。
私はずっとオタクでいるのか???
自分で口にしてから、果たして私がオタクを辞める時が来るのかを考えた。
オタクを辞めるには、(辞めたいという前提では無い)人生の上で大きな転機になるようなきっかけがないと無理だろう。
例えば
①彼氏ができるor結婚するor出産
②推しが何か問題を起こして嫌いになる
③飽きる
のような事だろうか。
①はどうだろう。どうなんだろう。どうなんだろうって言うか想像ができないんですけどね。(滝汗)でも私のオタクの部分まで受け入れてくれない人と付き合うのはどうなんだろう?それは楽しいんだろうか?
私の16年のときめきを捨てられるだけの相手なのか??
というかアイドルと結婚相手や彼氏に対する愛情って、どこか違う気がする。
アイドルに対する愛情って、本気で好きになっちゃう人もいらっしゃると思うけど(それはそれで否定しない)、私はなんと言うか…サンリオのキャラクターを愛している気持ちと同じです。偶像崇拝です。
存在してくれていた方が私は幸せになれる、一方的で伝わらなくて大丈夫な気持ち。
恋愛みたいに何かこう気持ちを求めている訳でもない。
それに相手を言い訳に辞めるのは違う気がする。
子供がいてもオタクやってる友達もいる。もしかして現場はしばらく離れるかもしれない。けど茶の間は出来る。よって理由にならない。
人のや環境のせいにするのは自分の精神に反するのでナシ。
②はどうだろう。
嫌いになれるだろうか。あんなに愛した推しを嫌いになる時は来るのだろうか。
推しが何か問題を個人的に起こした時、嫌いになるだろうか。
究極やばい犯罪を犯したなら嫌いになる可能性はある。
私は推しが犯罪を犯して捕まった事がある。その時は嫌いというか、呆れだった。
推しが犯罪を犯して捕まり、薬を沢山飲んで意識不明になって、情けない姿で公衆の面前へ…
しかしこの時も私は、馬鹿じゃないのと思いつつ「生きていてよかった」と思った。
推しが亡くなるよりは生きていた世界の方が絶対いい。本当にそう思った。生きているだけでいい。
その後区役所で働いている姿に、頑張れよと思った。
要するに結構甘くて盲目なファンなのだ。
アイドルは脆い。強くて脆い。
日々公衆の面前に晒され、カメラを向けられて、殺人的スケジュールで動いている。自分を忘れるほどの。
そんな儚さと脆さと(愛しさと切なさと心強さ?)隣り合わせの彼らに、これ以上何を求めれば良いというのか。
脆い。だから惹かれるのだ。
個人的には、
悪口言ってもいい。女がいてもいい。
人間だから、当たり前の感情だから、きっとファンにイラっとする事もあるだろう。仕方ない。
けどそれを悟らせたらいけない。SNSに書き込んではいけない。人前で見せてはいけない。墓場まで持っていかなければならない。
だってアイドルだから。
その代わりにみんなの憧れや愛情を貰えるのだ。
アイドルとファンのエゴとジレンマの関係なのかもしれない。いくらファンに嫌だと思っても、ファンがいなければアイドルは成り立たないし、逆もまた然りである。
私の推しは大概人間的で頑張り屋さんで、でもかっこよくて可愛くてお茶目で歌が上手くてダンスが上手くてでも不器用で(ry みたいな子が多く、性格がみんな良いので(妄想か?)多分何をしても嫌いにはなれないと思う。だからと言って何をしていい訳でもないけれど、やっぱり何が起きても嫌いにはなれないだろうと思う。(2回言う)
きっと、自分の推しはそんな事しないと信じたい。そうじゃないから好きになったと信じたい。だから何かあると野次馬してしまうのかもしれない。私の推しじゃなくてよかったと思うかもしれない。でも、いつだってなんだって、明日は我が身である。
だから私は推しを嫌いになれない。嫌いになるのが怖い。ずっと好きでいたい。
推しのせいでオタクを辞めることはきっと無い。だって愛してるもん。
③飽きる
これが一番怖いかもしれない。
けれど、今のところ楽しいコンテンツがどんどん来るので、あまり無さそう。
ただ、自分の生活に心の余裕がないと趣味にお金と時間を使おうと思えなくなると思う。
なのでゆったりと生きていきたい。
推しをずっと好きでいられるように、好きなアイドルと好きな音楽を聞いて、なるべく小綺麗に年をとって生きていきたい。
ずっと推しと歩んでいきたい。
私はオタクを辞められない。